制度概要
予備電源制度は、緊急時にも必要な供給力が確保されるよう、一定期間内に稼働(立ち上げ)が可能な休止電源を維持する枠組みとなります。
大規模災害による電源の脱落や中長期的な需要増など、容量市場において想定されていない事象により、追加の供給力確保を行う必要が生じた際に、一定期間内に休止中の予備電源を稼働させることで、供給力不足を防ぐことが目的です。
そのため、予備電源は稼働させることができる状態で電源の休止状態を維持することになり、本制度では休止状態の維持費用を手当てします。したがって、予備電源自体は供給力となりませんが、稼働した際に供給力の内数となるため、「準供給力」と位置付けとなります。
本機関は、予備電源の調達等のプロセスの実施主体として、国と連携して行っております。今後の制度設計や業務運用についても、国と連携して進めています。