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更新日:2017年3月27日

第101回理事会議事録

1. 開催日時 平成29年3月9日 9時30分~10時30分

2. 開催場所 豊洲事務所(江東区豊洲6-2-15)理事会室

3. 理事長・理事総数及び定足 総数5名、定足数3名

4. 出席した理事長・理事数 5名

(出席)金本理事長、佐藤理事、遠藤理事、寺島理事、内藤理事

(欠席)

(監事出席)水嶋監事、髙木監事

5. 議題

決議事項

第1号議案衛星携帯電話の導入について

第2号議案本機関の発議による計画策定プロセスの検討開始要件への適否状況の取りまとめについて

第3号議案電源接続案件募集プロセス(広域機関主宰)の募集要領の策定について(東北北部エリア)

第4号議案電源接続案件募集プロセス(大分県日田エリア)における入札対象工事の追加について

第5号議案本機関への系統アクセス接続検討申込みに対する回答について

第6号議案連系線利用計画(年間計画)の更新等について

第7号議案広域機関システムの開発範囲の変更及び覚書等の締結について

第8号議案広域機関システムの追加機能開発及び業務委託契約の締結について

第9号議案広域機関システム開発に係るリース契約の変更について

第10号議案入退室管理システム等の重要システム指定及び運用細則に関する規程の制定について

第11号議案電力ISACへの加入について

第12号議案評議員の選任等について

第13号議案本機関の発議による計画策定プロセス開始要否について

報告事項

(1) 系統アクセス業務の実施に関する規程に基づく報告

6. 議事の経過および結果

定刻に至り、定款に基づき金本理事長が議長となり、定足数の充足を確認した後、本会議の成立を宣した。

続いて、議案の審議に入った。

決議事項

第1号議案 衛星携帯電話の導入について

佐藤理事から、大規模災害等により、固定電話、携帯電話を含む公衆通信網が不通となるような緊急時に備え、役職員間、本機関会員間等を結ぶ最終的な通信手段として、衛星携帯電話を導入したいとの説明があった。続いて、総務部長から、導入する機種、設置箇所、台数、費用、導入時期等についての説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

第2号議案 本機関の発議による計画策定プロセスの検討開始要件への適否状況の取りまとめについて

寺島理事から、送配電等業務指針第33条第3項に基づき、本機関の発議による計画策定プロセスの検討開始要件のうち、広域的取引の環境整備に関する要件への適否の状況を取りまとめ、公表したいとの説明があった。続いて、計画部長代理(計画部副部長)から、連系線の利用状況等に照らせば、北海道本州間連系設備、東北東京間連系線、東京中部間連系設備及び中国九州間連系線が計画策定プロセスの検討開始要件に適合しているが、これらの連系線は広域系統整備委員会での議論を経て第7回理事会にて取扱いを決定済であり、今回新たに計画策定プロセスを開始する連系線等はないこと、その他事業者の増強ニーズ等の基準に照らしても、今回新たに計画策定プロセス検討開始要件に該当する連系線はなかったとの説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

第3号議案 電源接続案件募集プロセス(広域機関主宰)の募集要領の策定について(東北北部エリア)

寺島理事から、系統連系希望者から電源接続案件募集プロセス開始の申込みを受け付けて、本機関が、平成28年10月13日に開始した東北北部エリアにおける電源接続案件募集プロセスの前提条件を定め、これを含む募集要領を策定するとともに、公表したいとの説明があった。続いて、計画部長代理(計画部副部長)から、入札対象となる対象設備及び対策工事内容、工事費総額、工期、募集する容量、募集エリア、暫定的に送電系統に確保する容量等の前提条件についての説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

第4号議案 電源接続案件募集プロセス(大分県日田エリア)における入札対象工事の追加について

寺島理事から、本機関主宰の大分県日田エリアにおける電源接続案件募集プロセスにおいて、募集要領の増強工事案ではすべての応募者が連系できないため、当該募集要領の規定に基づき、入札対象工事に、すべての応募者が連系可能な増強工事を追加し、当初対象としていた工事と併せて入札を実施したいとの説明があった。続いて、計画部長代理(計画部副部長)から、すべての応募者が連系可能な増強工事案の概要及び入札手続きについて説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

第5号議案 本機関への系統アクセス接続検討申込みに対する回答について(回答予定日:平成29年3月9日)

寺島理事から、東北地方及び中部地方における送電系統への発電設備連系希望者から本機関への系統アクセス接続検討の申込みに関し、業務規程第71条第3項及び第72条第1項に基づき、一般送配電事業者の検討内容について妥当性を確認し回答することについて審議したいとの説明があった。続いて、計画部長代理(計画部副部長)から、送電系統への発電設備連系希望者からの申込書、本機関の回答書、一般送配電事業者の回答書、妥当性の確認書の内容についての説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

第6号議案 連系線利用計画(年間計画)の更新等について

内藤理事から、業務規程第139条に基づき、平成29年3月1日までに提出を受けた、空容量算出用の平成29年度及び平成30年度の年間連系線利用計画を対象として送電可否判定及び容量登録を行い、このうち、平成30年度分については、長期計画と同様に、容量登録の後に運用容量から計画潮流及びマージンを除いた容量全てを業務規程第2条第2項第8号に規定する電力市場取引の環境整備のためのマージンとして設定のうえ、両年度分について、系統情報サービスにて公表したいとの説明があった。続いて、運用部長から、各連系線における具体的な登録件名、並びに広域機関システムの一部機能が完成していないことに起因して、今回の容量登録の結果、本年10月以降の一部の連系線において、再度混雑処理が必要なコマが残るという事象が発生するが、この事象の是正については、システムの準備が整い次第、運用部長の決裁に基づき処理することとしたいとの説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

第7号議案 広域機関システムの開発範囲の変更及び覚書等の締結について

内藤理事から、広域機関システムの開発が遅延している現状に鑑み、開発範囲及びスケジュールを見直すこととし、株式会社日立製作所と締結している同システムの開発に係る業務委託契約の変更等を行いたいとの説明があった。続いて、運用部長から、原契約の開発対象機能から遅延している機能を除外し、一旦契約を終了することにより、開発が遅延している機能以外について引き渡しを受けることとし、開発対象から除外した機能のうち、継続開発する機能については、別途納期を設定して開発を進めるため、新たな業務委託契約を締結することとしたいとの説明に加え、それぞれの具体的な契約内容について説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

第8号議案 広域機関システムの追加機能開発及び業務委託契約の締結について

内藤理事から、広域機関システムに、連系線利用計画管理機能、各種計画の整合性チェック機能及び入力支援ツールといった追加機能開発を具備する必要がある関係で、株式会社日立製作所との間で、業務委託契約を締結したいとの説明があった。続いて、運用部長から、これらの機能は、広域機関システムの開発が進むにつれて、追加機能の開発の必要性を認識するに至ったものであるが、過去、ユーザー対応を緊急的に行う必要等から、事務局が日立に対し暫定的に開発作業を依頼し、既に開発済みのものも含まれており、この契約上の扱いについては、本体開発の遅れに伴う日立との契約協議と併せて整理を進めてきたが、今般、本件については追加開発の作業が開始された時点である平成27年12月21日まで遡って業務委託契約を締結する必要があると判断し、本議案を付議するものであるとの説明に加え、契約の具体的内容について説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

第9号議案 広域機関システム開発に係るリース契約の変更について

佐藤理事から、本日議決された広域機関システムの開発委託契約の変更に伴い、平成27年度第56回理事会第4号議案にて議決され、平成28年4月1日付で契約した電力広域的運営推進機関システム開発のリース契約についても、変更することとしたいとの説明があった。続いて、総務部長から、委託料等の変更内訳及び契約書の変更内容についての説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

第10号議案 入退室管理システム等の重要システム指定及び運用細則に関する規程の制定について

佐藤理事から、情報セキュリティ対策規程に基づき、入退室管理システム、事務所監視システム、事務所電話システム及び広域機関システムを重要システムに指定するとともに、各システムの運用細則に関する規程を制定したいとの説明があった。続いて、総務部長から、各システムの運用細則に関する規程の内容及び情報セキュリティ対策規程との関係についての説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

第11号議案 電力ISACへの加入について

佐藤理事から、今般、電力ISAC設立準備事務局から本機関に対し、来年度、電気事業者が中心となって設立される予定である電力ISAC(Information Sharing and Analysis Center)への参加要請を受けたこと、電力ISACは事業者間でサイバーセキュリティに関する最新の情報を共有すること等を目的とする組織であり、昨今のサイバーセキュリティに関する脅威の高まりを踏まえれば、参加することが本機関及び会員にとって有益と考えられることから、要請を受け入れ、設立時特別会員として加入することとしたいとの説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

第12号議案 評議員の選任等について

佐藤理事から、平成29年3月31日をもって評議員17名が任期満了となることに伴い、定款第48条第1項に基づき、再任16名を含む評議員17名を選任し、経済産業大臣に対する認可申請を行い、認可を受けた後、評議員の任命を行いたいとの説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

第13号議案 本機関の発議による計画策定プロセス開始要否について

寺島理事から、東京電力パワーグリッド株式会社から、広域連系系統の増強工事を含む発電設備等の接続に関する契約申込み3件を受け付けたとの報告があったため、業務規程第51条第1号に基づき、計画策定プロセスの開始要否を確認した結果、全件、開始不要と判断し、その旨を系統アクセス室長名で当該一般送配電事業者及び系統連系希望者に通知したいとの説明があった。続いて、計画部長代理(計画部副部長)から、契約申込みの増強対象である地内基幹送電線他は、地域間連系線の運用容量の算定や運用に直接影響を与えないため、計画策定プロセスの開始は不要であるとの説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

報告事項

(1) 系統アクセス業務の実施に関する規程に基づく報告

寺島理事から、平成29年2月20日から3月3日までの間に、系統アクセス業務の実施に関する規程に基づき、系統アクセス室長が回答を行った事前相談案件11件及び接続検討案件6件についての実績報告があった。

以上をもって議案の審議等を終了したので、10時30分、議長は閉会を宣し、解散した。

以上、この議事録が正確であることを証するため、出席した議長、理事及び監事は記名押印する。

平成29年3月24日

理事長 金本 良嗣
理事 佐藤 悦緒
理事 遠藤 久仁
理事 寺島 一希
理事 内藤 淳一
監事 水嶋 利夫
監事 髙木 佳子

関連資料

第101回 理事会次第PDFファイル(130KB)

第1号議案 衛星携帯電話の導入についてPDFファイル(172KB)

第2号議案 本機関の発議による計画策定プロセスの検討開始要件への適否状況の取りまとめについてPDFファイル(788KB)

第3号議案 電源接続案件募集プロセス(広域機関主宰)の募集要領の策定について(東北北部エリア)PDFファイル(2775KB)

第4号議案 電源接続案件募集プロセス(大分県日田エリア)における入札対象工事の追加についてPDFファイル(457KB)

第5号議案 本機関への系統アクセス接続検討申込みに対する回答についてPDFファイル(188KB)

第6号議案 連系線利用計画(年間計画)の更新等についてPDFファイル(161KB)

第7号議案 広域機関システムの開発範囲の変更及び覚書等の締結についてPDFファイル(164KB)

第8号議案 広域機関システムの追加機能開発及び業務委託契約の締結についてPDFファイル(148KB)

第9号議案 広域機関システム開発に係るリース契約の変更についてPDFファイル(110KB)

第10号議案 入退室管理システム等の重要システム指定及び運用細則に関する規程の制定についてPDFファイル(77KB)

第11号議案 電力ISACへの加入についてPDFファイル(75KB)

第12号議案 評議員の選任等についてPDFファイル(225KB)

第13号議案 本機関の発議による計画策定プロセス開始要否についてPDFファイル(348KB)

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