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業務紹介
需給調整
全国の需給状況・系統運用の監視
24時間365日、リアルタイムで監視
全国の地域を結ぶ連系線は、「安定供給(停電量の低減)」、「経済性(より安価な電力の送電)」、「環境性(再生可能エネルギーの活用)」の3つの役割があります。連系線がこれらの役割を果たせるように、全国の送電線の運用状況や需給状況等を24時間365日リアルタイムに監視し、送電線事故や電力需給ひっ迫が発生した場合は迅速かつ的確に一般送配電事業者等への指示等を実施します。
需給のバランスが崩れると…
電気は大量に貯めておくことができないため、安定供給のためには需要と供給を常に一致させる必要があります。そのバランスが崩れると周波数が乱れ、最悪の場合は大停電につながりかねません。
連系線の役割

監視・公表の一例
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・全国の主な発電機の運転状況、作業停止状況の監視
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・供給エリアを結ぶ地域間連系線の市場取引等による活用状況の監視
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・地域間連系線をはじめとする全国の広域連系系統の運用状況の監視と公表
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・各供給エリアの年間~当日の需給状況の取りまとめと公表
01 広域予備率による需給運用
供給力・調整力は広域的に活用されるため、広域的な予備率で需給状況を把握することが重要です。広域機関では広域予備率を、最新の需要予測と事業者の発電計画に基づき30分周期で更新し需給情報の発信を行っています。
広域予備率Web公表システム
02 電力需給モニタリング
電力需給バランスが悪化する予兆を早期に把握することを目的に、電力需給の厳しい時期において、kWとkWhの2つの視点からモニタリングを実施し、公表します。
電力需給モニタリング
03 需給悪化時の事業者への指示
災害や電源トラブル等により、需給状況が悪化した場合には、連系線を介して全国で電力を融通することで、需給の安定化を図ることができます。広域機関は司令塔となり、即座に情報の確認や調整を行います。そして、全国の安定供給を維持するため、広域機関の会員である一般送配電事業者等に送電や受電の指示を行います。
需給がひっ迫した場合だけでなく、供給力が過剰となり、電源の出力を抑制してもなお、エリアの需給バランス調整が困難な場合にも指示を行います。
