第79回理事会議事録
更新日:2016年10月04日
- 開催日時 平成28年9月14日午前10時~11時20分
- 開催場所 豊洲事務所(江東区豊洲6-2-15)理事会室
- 理事長・理事総数及び定足 総数5名、定足数3名
- 出席した理事長・理事数 4名
(出席)金本理事長、遠藤理事、寺島理事、内藤理事
(欠席)佐藤理事
(監事出席)水嶋監事、髙木監事 - 議題
決議事項
第1号議案 職員の任命等について
第2号議案 スイッチング支援システム運用・保守契約の締結について(平成28年度追加分)
第3号議案 平成28年度情報セキュリティ監査業務の実施について
第4号議案 広域機関システムに関する第三者評価の実施について
第5号議案 送配電等業務指針の変更及び認可申請について
第6号議案 需要想定要領の変更について
第7号議案 本機関の発議による計画策定プロセス開始要否について
第8号議案 東北東京間連系線に係わる計画策定プロセスにおける応募者の地位の承継について
第9号議案 本機関への系統アクセス接続検討申込みに対する回答について報告事項
(1) 系統アクセス業務の実施に関する規程に基づく報告
(2) 連系線長期断面のマージン設定に対する意見募集の実施について議事の経過および結果
定刻に至り、定款に基づき金本理事長が議長となり、定足数の充足を確認した後、本会議の成立を宣した。
続いて、議案の審議に入った。決議事項
第1号議案 職員の任命等について
金本理事長から、平成28年9月30日付にて出向期間満了となる職員2名の解任、同10月1日付で出向受入による職員2名の任命及び職員1名の内部異動を行うとともに、新たに職員となる者及び解任する職員から、情報管理に関する誓約書を徴収するとの説明があった。続いて、総務部長から、発令内容について説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。
第2号議案 スイッチング支援システム運用・保守契約の締結について(平成28年度追加分)
金本理事長から、第50回理事会(平成28年2月24日)で決議されたスイッチング支援システム運用・保守業務委託契約(平成28年度分)で定めた運用・保守業務量を超えて、今後相当量の作業が発生する見通しとなったため、現在の委託先であるエヌ・ティ・ティ・データと平成28年度追加分の業務委託契約を締結したいとの説明があった。続いて、総務部長から、業務委託の内容並びに、これまでの委託業務の発注実績及び年度内の発注計画について説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。
第3号議案 平成28年度情報セキュリティ監査業務の実施について
金本理事長から、平成28年度の情報セキュリティ対策推進計画に基づく情報セキュリティ監査を、外部委託により実施したいとの説明があった。続いて、総務部長から、調達方法、入札スケジュール及び入札説明書・仕様書について説明があった。水島監事から、「競争入札により、十分な監査能力を有する事業者を選ぶことが可能か」との発言があった。これを受けて、監査室長から、「入札説明書記載の入札資格及び適合証明書の提出により、応札者は相応の資格要件や能力面での基準をクリアすることになるので、競争入札であってもその点での心配はない」との説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。
第4号議案 広域機関システムに関する第三者評価の実施について
金本理事長から、システム開発遅延の再発防止及び将来のシステム開発における信頼性担保を目的として、広域機関システムに関する第三者評価を行うとともに、第三者評価の支援に関する業務を外部委託したいとの説明があった。続いて、監査室長から、第三者評価の実施概要並びに評価支援業務の調達方法、入札スケジュール及び入札説明書・仕様書について説明があった。水島監事から、「今回の第三者評価により、システムの信頼性担保まで確保できるのか」との発言があった。これを受けて、金本理事長から、「広域機関システムの不具合や開発遅延の原因究明にとどまらず、未来志向で今後開発するシステムの信頼性向上にもつながる取組みである」との説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。
第5号議案 送配電等業務指針の変更及び認可申請について
遠藤理事から、電気事業者から本機関への供給計画の提出期限等を変更するため、送配電等業務指針の変更案を作成し、電気事業法第28条の46第1項後段の規定及び関係省令に基づき、経済産業大臣に変更認可申請を行いたいとの説明があった。続いて、企画部長から、送配電等業務指針変更案の変更箇所及び認可申請に先立ち実施した意見募集の結果についての説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。
第6号議案 需要想定要領の変更について
遠藤理事から、業務規程の変更、供給計画の提出期限等の変更並びに一般送配電事業者による需要想定業務の効率化の観点から、需要想定要領及びその付属文書である電力需要調書の様式を変更したいとの説明があった。続いて、企画部長から、需要想定要領及び電力需要調書の変更箇所及び変更日についての説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。
第7号議案 本機関の発議による計画策定プロセス開始要否について
寺島理事から、東北電力株式会社から、広域連系系統の増強工事を含む発電設備等の接続に関する契約申込みを受け付けたとの報告があったため、業務規程第51条第1号に基づき、計画策定プロセスの開始要否を確認した結果、開始不要と判断し、その旨を系統アクセス室長名で当該一般送配電事業者及び系統連系希望者に通知したいとの説明があった。続いて、計画部長から、契約申込みの増強対象である地内基幹送電線他は、地域間連系線の運用容量の算定や運用に直接影響を与えないため、新たに計画策定プロセスを開始することは不要であるとの説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。
第8号議案 東北東京間連系線に係わる計画策定プロセスにおける応募者の地位の承継について
寺島理事から、東北東京間連系線に係わる計画策定プロセスへ応募済みの電気供給事業者1社から、送配電等業務指針第40条第5項に基づき、応募者の地位の承継の申し出があったが、応募内容の変更がないこと及び地位の承継により新たに応募者となる者は、本機関が業務規程第59条に基づいて決定する費用負担割合による費用負担の意思及び財務的能力を有していることから、応募者の地位の承継を認めることとしたいとの説明があった。続いて、計画部長から、地位承継の申出書及び地位の承継により新たに応募者となる者の財務的能力の判断基準及び確認結果についての説明があった。髙木監事から、「新たに応募者となる者の債務保証を得られていない状況では、法的には不安定な状況である」との発言があった。これを受けて、計画部長から「現段階では、財務的能力の有無の確認までだが、契約締結の段階では債務保証の手続きをとる」との説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。
第9号議案 本機関への系統アクセス接続検討申込みに対する回答について(回答予定日:平成28年9月14日)
寺島理事から、関東地方における送電系統への発電設備連系希望者から本機関への系統アクセス接続検討1件の申込みに関し、業務規程第71条第3項及び第72条第1項に基づき、一般送配電事業者の検討内容について妥当性を確認し回答することについて審議したいとの説明があった。続いて、計画部長から、送電系統への発電設備連系希望者からの申込書、本機関の回答書、一般送配電事業者の回答書、妥当性の確認書の内容についての説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。
報告事項
(1) 系統アクセス業務の実施に関する規程に基づく報告
寺島理事から、平成28年9月6日から9月13日までの間に、系統アクセス業務の実施に関する規程に基づき、系統アクセス室長が回答を行った事前相談案件6件についての実績報告があった。(2)連系線長期断面のマージン設定に対する意見募集の実施について
遠藤理事の指示により、企画部長から、第1回地域間連系線の利用ルール等に関する検討会において本機関が提示した今後の連系線長期断面のマージン設定方針案について、平成28年9月14日から10月4日までの21日間で、意見募集を実施するとの報告があった。以上をもって議案の審議等を終了したので、11時20分、議長は閉会を宣し、解散した。
以上、この議事録が正確であることを証するため、出席した議長、理事及び監事は記名押印する。
平成28年9月30日
理事長 金本 良嗣
理事 遠藤 久仁
理事 寺島 一希
理事 内藤 淳一
監事 水嶋 利夫
監事 髙木 佳子
関係資料
第2号議案 スイッチング支援システム運用・保守契約の締結について(平成28年度追加分)(107KB)
第3号議案 平成28年度情報セキュリティ監査業務の実施について(2920KB)
第4号議案 広域機関システムに関する第三者評価の実施について(1464KB)
第5号議案 送配電等業務指針の変更及び認可申請について(193KB)
第7号議案 本機関の発議による計画策定プロセス開始要否について(335KB)