更新日:2016年4月1日
通信機能の不具合による日本卸電力取引所の時間前市場の一時停止について
当機関と日本卸電力取引所(以下「JEPX」)との間の通信機能の不具合のため、昨日22時頃よりJEPXの時間前市場取引が一時停止しました。
本事象は、広域機関とJEPXとの間でデータを受け渡しする広域機関システムのプログラムの一部が正常に作動しなかったことによるものです。本日6時21分に不具合は解消され、6時30分よりJEPXの時間前市場取引は再開されております。
また、広域機関システムの他の機能については正常に稼働し、需給監視機能につきましては、予定どおり4月1日0時より、全ての一般送配電事業者の中央給電指令所からデータを受けております。
このような事象を起こし、関係者にご心配とご迷惑を生じうる事態を招いたことについて、心よりお詫び申し上げます。今回のトラブルを教訓として、今後の対応に万全を期してまいります。
なお、本事象は、ご家庭の皆さまを含め、全ての需要者の皆さまへの電力安定供給に支障をきたすものではなく、また、自由に小売事業者を選べるようになること自体に影響を及ぼすものではございません。
【参考】
※時間前市場
JEPXの、当日の電気の取引を行う市場。受け渡し時間の一時間前まで取引が行える。4月1日より開場。
※広域機関システム
運用開始:4月1日0時
機能:①系統需給監視機能 ②融通指示支援機能 ③広域周波数調整機能
④連系線利用計画機能(段階的に運用開始予定) ⑤供給計画管理機能
⑥作業停止計画管理機能 ⑦需給予備力管理機能 ⑧系統情報公表機能
以上
通信機能の不具合による日本卸電力取引所の時間前市場の一時停止について(158KB)