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更新日:2024年10月30日

中部エリアにおける再生可能エネルギー発電設備(自然変動電源)の出力抑制に関する検証結果の公表について(2024年9月分)

 中部電力パワーグリッド株式会社が2024年9月に実施した、中部エリア(離島を除く)における再生可能エネルギー発電設備(自然変動電源)(以下、「再エネ」という)の出力抑制について、当機関は、業務規程第180条第1項の規定に基づき、出力抑制に関する指令の妥当性を検証したので、下記のとおり、その結果を公表いたします。

1. 抑制実施日とエリア

  • 9月1日(日) 中部エリア (※1)
    (※1)前日指示なしで当日抑制を行った日

2. 検証内容

(1)再エネの出力抑制に関する指令をおこなった時点で予想した需給状況
(2)優先給電ルールに基づく抑制・調整(下げ調整力確保)の具体的内容
(3)再エネの出力抑制をおこなう必要性

3. 検証結果

 検証内容の(1)~(3)それぞれの項目について検証した結果、今回の出力抑制の指令は下げ調整力不足が見込まれたため行われたものであり、適切であると判断する。

 9月1日(日)は、前日の想定では調整力としてあらかじめ確保する発電設備等(火力)の出力調整により下げ調整力を確保できていたため、自然変動電源の出力抑制は不要と判断していたが、その後、台風の進路状況等の変化により、エリア需要想定の減少や太陽光出力想定の増加があり、加えて、調整力の確保・潮流調整の関係から、あらかじめ確保する発電設備等(火力)が出力増となり、下げ調整力が不足するおそれがあるため、当日に自然変動電源の出力抑制指令を行ったものである。前日から当日にかけての状況変化に対応して、当日抑制可能な火力・バイオマス電源を抑制するなど、自然変動電源の出力抑制を回避するための対応が行われており、再エネ出力抑制における対応は妥当であった。

4. 添付資料

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