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更新日:2022年9月28日

北海道エリアにおける再生可能エネルギー発電設備(自然変動電源)の出力抑制に関する検証結果の公表について(2022年8月分)

 北海道電力ネットワーク株式会社が2022年8月に実施した、北海道エリア(離島を除く)における再生可能エネルギー発電設備(自然変動電源)(以下、「再エネ」という)の出力抑制について、当機関は、業務規程第180条第2項の規定に基づき、出力抑制に関する指令の妥当性を検証したので、下記のとおり、その結果を公表いたします。

1. 抑制実施日とエリア

  • 8月21日(日)北海道エリア(※1)
    (※1)前日の需給想定段階では出力抑制の指令は不要としていたが、需要の下振れおよび太陽光出力の
     上振れにより、当日出力抑制の指令を行ったもの。

2. 検証内容

(1)再エネの出力抑制に関する指令をおこなった時点で予想した需給状況
(2)優先給電ルールに基づく抑制・調整(下げ調整力確保)の具体的内容
(3)再エネの出力抑制をおこなう必要性

3. 検証結果

 検証内容の(1)~(3)それぞれの項目について検証した結果、今回の出力抑制の指令は下げ調整力不足が見込まれたため行われたものであり、適切であると判断する。
 しかしながら、今回の抑制は、前日段階における需給バランスでは出力抑制は不要と判断したが、需要の下振れおよび太陽光出力の上振れにより、当日出力抑制が必要になったものである。結果として、前日までに出力抑制指令が必要な電源Ⅲやバイオマス専焼電源が出力抑制されず、当日オンライン制御の自然変動電源の出力抑制で下げ調整力不足を解消することとなった。北海道エリアでは、最大誤差量を超える需給状況が複数回発生し当日抑制が行われていることから、北海道電力ネットワークへ需要予測および再エネ出力予測の精度向上について再検討するよう要請を行う。

4. 添付資料

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