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[ 容量市場について ]メインオークション、
追加オークションについて
オークションの方式
容量市場は、全国単一の市場で開催されます。(沖縄を除く9エリア※)
メインオークションでは、供給力を確保するために、4年前にオークションをおこない、必要に応じて1年前に追加オークションで供給力を調達/リリースします。
オークション方式は、複数の応札に対して約定価格が一意に決まるシングルプライスオークションを用います。市場原理により需要に対して供給力が多ければ、約定価格は安く、反対に需要に対して供給力が少なければ約定価格は高くなることが考えられます。
オークション方式の違い(イメージ)
容量市場において、kW価値は電源種別に依存せず、同一の評価となります。
シングルプライスオークションは、差別対価を与えないよう最も高い価格で約定した価格が全ての落札者の約定価格となります。ある応札者が市場価格をつり上げた場合、約定価格が上がるおそれがありますが、つり上げた分の利益は競合相手も受け取ることになるため、メリットは少なく、逆に自身が落札できないおそれがあります。したがって、応札価格を下げてでも落札できれば、競合相手と同額を受け取ることができるため、応札価格を抑えるインセンティブが働きます。
一方、マルチプライスオークションは、落札できれば、参加事業者がそれぞれ判断した応札価格を受け取ることができ、利益を最大化するインセンティブが高まります。その結果、応札価格の上昇により約定総額が上昇するおそれがあります。
諸外国においても、後者の採用例はなく、日本の容量市場においても、シングルプライスオークションが採用されております。
なお、価格つり上げ等の問題となる行為がなかったかについては、電力・ガス取引監視等委員会が「容量市場における入札ガイドライン」にもとづき監視をおこなっています。
需要曲線
なお、年間を通じて電気を安定的に供給するためには、4年後の想定需要に加えて、猛暑や厳冬などの突発的な気象変化による需要変動や発電所のトラブルに備えた調達量が必要となります。これらを合計したものを目標調達量としています。(詳細については、「需要曲線の算定方法」をご覧ください。)