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更新日:2025年8月27日

中部エリアにおける需給バランス制約による再生可能エネルギー発電設備(自然変動電源)の出力抑制に関する検証結果の公表について(2025年4月~6月分)

 中部電力パワーグリッド株式会社が2025年4月~6月に実施した、中部エリアにおける需給バランス制約による再生可能エネルギー発電設備(自然変動電源)(以下、「再エネ」という)の出力抑制について、当機関は、業務規程第180条第1項の規定に基づき、出力抑制に関する指令の妥当性を検証したので、下記のとおり、その結果を公表いたします。

※第1回次世代電力系統WG(2025年1月23日)において、再エネ抑制回数やエリアが拡大し検証日数が増加していることや中部エリアについては、直近一年間で実制御に影響を与えるような問題が起きていないことを踏まえ、中部電力パワーグリッド株式会社ホームページでの情報公表項目の追加をすることにより、四半期毎に、本機関が検証すべき条件を設定のうえ代表日を選定し、検証することが整理された。本整理に基づき、2025年4月~6月の検証を実施した。

(参考)再生可能エネルギーの出力制御に関する短期見通し等について(2025年1月23日 第1回次世代電力系統WG資料2-1)PDFファイル

1. 抑制実施日

下記の16日(4月:6日、5月:7日、6月:3日)

抑制実施日

2. 検証内容

(1)再エネの出力抑制に関する指令を行った時点で予想した需給状況
(2)優先給電ルールに基づく抑制・調整(下げ調整力確保)の具体的内容
(3)再エネの出力抑制を行う必要性

3. 検証結果

 検証内容の(1)~(3)それぞれの項目について検証した結果、今回の出力抑制の指令は下げ調整力不足が見込まれたため行われたものであり、4月5日実施分を除き、適切であると判断する。
 4月5日については、一部発電事業者に対する出力抑制が未実施であったものの、前日指令時点で見込まれた再エネ出力抑制必要量から出力抑制自体は不可避であった。中部電力パワーグリッド株式会社において、今回事象に対する再発防止策を講じることとしており、本機関は、その確実な実施を要請している。

4. 添付資料