更新日:2015年5月20日
第8回理事会議事録
1 平成27年5月13日 10時00分~11時20分
2 九段下ビル(千代田区神田神保町3-5)会議室
3 理事長・理事総数及び定足 総数4名、定足数3名
4 出席した理事長・理事数 4名
(出 席) 金本理事長、遠藤理事、寺島理事、内藤理事
(欠 席) なし
(監事出席) 水嶋監事、髙木監事
5 議題
決議事項
第1号議案 本拠点整備に関する建設工事の入札の実施について
第2号議案 バックアップサーバ拠点利用開始に伴う契約の締結について
第3号議案 OAシステム開発・導入に係る契約変更について
第4号議案 役員及び職員の兼業に関する規程の改定について
第5号議案 国際大電力システム会議に係わる国際会議への職員派遣について
第6号議案 本機関への系統アクセス事前相談に対する回答について
第7号議案 連系線の長期的な容量確保の申請受付期間および審査期間の変更について
議事の経過および結果
定刻に至り、定款に基づき金本理事長が議長となり、定足数の充足を確認した後、本会議の成立を宣した。続いて、議案の審議に入った。
決議事項
第1号議案 本拠点整備に関する建設工事の入札の実施について
遠藤理事から、本拠点(テプコ豊洲ビル)の整備に関して、内装等に関する工事(C工事)はテナントとなる本機関が実施するものであり、建物所有者が現在実施中の基本工事(A・B工事)と工程調整を行いながら実施する必要があるテナント側給排水設備・空調設備工事等(Ⅰ期工事)と、A・B工事が完了してから実施する内装工事・什器工事等(Ⅱ期工事)に分かれるが、今回の入札はⅠ期工事に関するものであるとの説明があった。続いて総務部長から、入札スケジュール、入札説明書等の概要、開札の実施及び落札者の決定を総務部長が実施すること、並びに落札者との契約の締結は別途理事会に付議することについて説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。
第2号議案 バックアップサーバ拠点利用開始に伴う契約の締結について
遠藤理事から、設立発起人の委託に基づき広域的運営推進機関設立準備組合が一般競争入札を実施、決定した電力広域的運営推進機関バックアップサーバ拠点の落札者とシステムサービス契約を締結するとの説明があった。続いて、総務部長から、システムサービス契約の概要について説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。
第3号議案 OAシステム開発・導入に係る契約変更について
遠藤理事から、OAシステムの設計において、システム仕様、構成の一部変更が発生したことから、富士通株式会社との間で締結したシステム開発・導入の契約について変更覚書を締結するとの説明があった。続いて、総務部長から、今回の見直しは、連携する他システムからのニーズなど当初想定していなかった外部要因が中心であり、①他システム接続に伴うネットワーク構成変更、②認証システムにおけるパスワード期限切れ対応、③バックアップセンターの連携テスト対応、④ウイルス対策機能への他システム接続利用対応を行うものであるとの説明があり、また、システム開発・導入スケジュールは変更しないとの補足があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。
第4号議案 役員及び職員の兼業に関する規程の改定について
遠藤理事から、本機関の業務遂行の的確性、中立性及び公平性を確保するため、第1回理事会にて制定した電力広域的運営推進機関の役員及び職員の兼業に関する規程の全部を改定するとの説明があった。続いて、総務部長から、今回の改定は兼職の管理対象を明確にするためのもので、経済産業大臣の承認を受けた場合を除き役員の営利事業への従事を禁止し、規程に定める承認権者が、①本機関の業務の遂行に支障が生じないこと、②本機関における業務の中立性及び公平性の確保に支障が生じないこと、③その他本機関の信用を傷つけ、本機関の不名誉となるおそれのないこと、以上の全ての基準に適合すると認めた場合又は経済産業大臣の承認を受けた場合を除き、役職員の報酬のある兼職を禁止し、さらに役職員の勤務時間内の兼職を禁止することなど改定案の内容を説明した。水嶋監事から、「今回の改定に至る経緯・理由は何か」との発言があった。これを受け、総務部長から、「管理すべき兼職の対象範囲が不明確であることなど運用上の課題が明らかになったためである」との説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。
第5号議案 国際大電力システム会議に係わる国際会議への職員派遣について
遠藤理事から、本機関の業務の遂行に必要な知見の充実を図るため、諸外国の系統技術者等が参集し系統計画業務等に関する議論及び情報交換を行う国際大電力システム会議に職員を派遣するとの説明があり、続いて計画部長から、会議スケジュール等国際会議の具体的内容について説明があった。髙木監事から、「議題であるHVDCとはどのような内容か。また、予算にはどのような費用が含まれるか」との発言があった。これを受け、計画部長から、「HVDCとは直流送電技術のことである。また、予算の内訳は旅費及び主催者に支払う参加費である」と説明した。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。
第6号議案 本機関への系統アクセス事前相談に対する回答について
寺島理事から、送電系統への発電設備連系希望者から本機関への系統アクセス事前相談申込みに関し、業務規程第41条第3項及び第42条に基づき、一般電気事業者の検討内容について妥当性を確認の上、回答するとの説明があった。続いて、計画部長から、送電系統への発電設備連系希望者からの申込書、本機関の回答書、一般電気事業者の回答書、妥当性の確認書の内容についての説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。
第7号議案 連系線の長期的な容量確保の申請受付期間および審査期間の変更について
内藤理事から、第2回理事会第15号議案として議決され、本機関のウェブサイトで公表している、業務規程第73条に定める「連系線の容量を長期的に確保すべき契約の認定に関する申請手続き」の申請受付期間および審査期間を変更するとの説明があった。続いて、運用部長から、送配電等業務指針案の認可日との関係で、すでに公表している申請受付期限を変更し申請者の利便性を保つこと、一方で、審査期間の終了日は本機関による審査期間を短縮することにより変更しないことについて説明があった。髙木監事から「容量を確保する『長期的』とはどれくらいの期間か」との発言があった。これを受け、運用部長から「10年である」との説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。
報告事項
遠藤理事から、本日5月13日午前6時13分に岩手県南部での震度5強の地震が発生したため、同日6時29分、警戒態勢を発令し警戒本部を設置したこと、近隣の事業者から大規模な停電・損壊は発生していないとの報告を受けていること等について報告があった。
以上をもって議案の審議等を終了したので、11時20分、議長は閉会を宣し、解散した。
以上、この議事録が正確であることを証するため、出席した議長、理事及び監事は記名押印する。
平成27年 5月 20日
理事長 金本 良嗣
理事 遠藤 久仁
理事 寺島 一希
理事 内藤 淳一
監事 水嶋 利夫
監事 髙木 佳子
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【関係資料】
第1号議案 本拠点整備に関する建設工事の入札の実施について(270KB)
第2号議案 バックアップサーバ拠点利用開始に伴う契約の締結について(76KB)
第3号議案 OAシステム開発・導入に係る契約変更について(374KB)
第4号議案 役員及び職員の兼業に関する規程の改定について(128KB)
第5号議案 国際大電力システム会議に係わる国際会議への職員派遣について(401KB)
第6号議案 本機関への系統アクセス事前相談に対する回答について(59KB)
第7号議案 連系線の長期的な容量確保の申請受付期間および審査期間の変更について(221KB)