更新日:2017年9月28日
2017年度10月以降の連系線の運用容量の変更について
2016年度の275kV幸田碧南線、および275kV上越火力線のルート故障の際、60Hz系統の周波数が 想定以上に低下する事象が発生しました。
原因を調査した結果、周波数維持要因で運用容量が決まる60Hz系統の地域間連系線では、10月以降の軽負荷期の昼間帯で全域において日射(=太陽光発電出力)が多く、潮流が運用容量近くであった場合、連系線のルート断故障時に周波数が59.0Hzまで低下し、周波数低下リレー(UFR)が59.0Hz整定の太陽光発電機や自家用発電機などを解列し、更なる周波数低下により60Hzの各エリアが系統分離する等、安定供給に支障を及ぼすおそれがあることがわかりました。
そのため、緊急的に中西地域の一部の連系線の運用容量を見直す必要があり、変更しました。
合わせて、中国九州間連系線(中国向)の九州エリアの周波数上昇限度の考え方を見直しました。