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更新日:2024年2月23日(掲載開始日:2023年11月10日)

2023年度冬季の電力需給モニタリングについて

 当機関は、需要増加や電源トラブルなどによって電力需給バランスが悪化する予兆を早期に把握することを目的に、2023年度の冬季において、電力需給モニタリングを実施し公表します。電力需給モニタリングは、kWとkWhの2つの視点より実施します。

 各モニタリングの結果は、定期的に当機関のホームページにて公表します。

1.kW視点の電力需給モニタリング

  • kW視点の電力需給モニタリング(kWモニタリング)では、気象予報を踏まえた需要見込みと発電機のトラブルを反映した供給力を比較して電力需給バランスを確認します。
  • 具体的には、週間気象予報を踏まえた需要と過去10年間で最も厳冬であった年度並みの需要(厳気象H1)の2つの需要見込みに対して、発電機のトラブルを考慮した供給力から予備率を算定し、翌週に必要な供給力確保できているかを確認してその状況を公表します。
  • 本取組を通じて、需給バランスの悪化が見込まれた場合に、当機関は、国や一般送配電事業者と連携し需給対策の検討を行う予定です。
  • 本モニタリングは、2023年12月1日より毎週金曜日に公表します。(12月29日の公表はありません)

【確認状況】

2.kWh視点の電力需給モニタリング

  • kWh視点の電力需給モニタリングでは、天然ガスおよび石油、石炭の燃料在庫を電力量(kWh)に換算し、今後の需要予測に対する燃料在庫の変化を確認します。
  • 具体的には、将来の需要想定に対して、火力発電で使用される燃料とその期間に調達される燃料の双方を考慮して、将来の天然ガスおよび石油、石炭の燃料在庫水準を確認し、在庫量(kWh)及び需要量に対する余力(%)として公表します。
  • 在庫量は「kWhモニタリング」として確認を行い、余力は「kWh余力率管理」として確認を行います。

(1)kWhモニタリング

  • 平年並の需要と、厳気象(エリア毎に過去10年間で月平均が最も低かった気温)の想定需要のそれぞれに対して、2ヶ月先までの天然ガスおよび石油の燃料在庫見通しを算定しkWh単位で公表します。
  • kWhモニタリングは、電力会社や発電事業者が、燃料調達の時期や量の見通しを立てやすくすることを狙った取組です。
  • 本モニタリングは、2023年11月10日より、2週間毎の金曜日に公表します。

【確認状況】

(2)kWh余力率管理

  • 今後2週間で天然ガスおよび石油、石炭の燃料在庫が最低となる日を対象として、需要量に対する燃料在庫の余力(%)をkWh余力率として公表します。
  • 本取組を通じて、発電用燃料の不足が見込まれた場合、当機関は、国や一般送配電事業者と連携し需給対策を検討する予定です。
  • 本モニタリングは、2023年11月24日より毎週金曜日に公表します。(12月29日の公表はありません)

【確認状況】

3. 関連情報

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