STAFF INTERVIEW
OCCTOの「仕事を知る」職員インタビュー
見えない安心を守るため
電力業界の仕組みをつくる
企画部編
企画部 調整力チーム
2025年入職 法学研究科修了

STAFF INTERVIEW
OCCTOの「仕事を知る」職員インタビュー
見えない安心を守るため
電力業界の仕組みをつくる

企画部編
企画部 調整力チーム
2025年入職 法学研究科修了
部署について
企画部では電力の安定供給に向けて、制度設計やルール整備を担当しています。その中でも私は調整力チームに所属し、今後10年間という長いスパンで、安定して電力供給を行っていくための指標を算定します。また、制度面でも電力需給に関するさまざまな課題を整理し、改善策を検討しています。全国規模での電力の実運用に、大きな影響を与える業務に携わっています。

1日の業務の流れ
8:30 出勤
9:30
供給信頼度に係る
計算結果の確認・分析
PICK UP
12:00 昼食
13:00
委員会関係者との
打ち合わせ
PICK UP
15:00 委員会資料の作成・明日の準備
18:00 退勤
供給信頼度に係る計算結果の確認・分析
高性能なシミュレーションツールを使い、将来10年間の電力供給の安定性(供給信頼度)を日々算定しています。この安定性を具体的に数値化した指標がEUE(見込み不足電力量)。1年間に発生する停電の量を確率的に示した値です。このEUEやそれを使って計算する調整係数が前年度と変動した場合、電力需給のバランスや再生可能エネルギーの導入量、気象データなどさまざまなジャンルのデータを精査し、要因分析を行います。変動理由は千差万別であり、その時々のケースに応じて数字の裏にある要因を探っていくプロセスが、この業務の醍醐味です。
供給信頼度に関する制度の検討
再生可能エネルギーや容量市場の導入により、供給信頼度の算定は年々複雑になっています。そこで企画部では、その解決に向けた施策を検討しています。供給信頼度は電力業界の多くの関係者に影響を与えるため、一般送配電事業者の他にも経済産業省の外局にある資源エネルギー庁、委員会検討会の参加者など多くの関係者に意見を聞きながら慎重に議論を進めています。EUEによる評価はOCCTOでのみ実施される専門性の高い業務であり、将来の電力安定に直結する重要かつやりがいのある仕事です。
企画部の魅力とは?
チームメンバーには、他企業からの出向者も多く在籍します。多様なバックグラウンドを持った人たちと働けることが企画部で働く魅力のうちの一つです。さまざまな意見に触れることで常に新しい発見があり、自分の意見に捉われず柔軟に業務を進めることができています。他方で、OCCTOにおけるプロパー(直接雇用の職員)は、過去に社内で交わされてきた議論状況などを把握している数少ない存在。私もその一員として、OCCTOが積み重ねてきた経験を次世代の担当者たちに伝えていこうと努めています。

プライベートの過ごし方・OCCTOでの働き方
仕事終わりにチームで集まったり、月に1度の委員会後に打ち上げを開いたりと、業務時間外にも交流する機会が多いです。その際に、出向してきたメンバーから出向元での経験談を聞いたり、プライベートも含めた他愛ない会話を楽しんだりしています。また、休日は自分のペースで自由な時間を満喫することが多いです。学生時代から少林寺拳法を続けており、体を動かしてリフレッシュしています。