トップ > 総会・理事会・評議員会 > 理事会 > 2016年度 > 第89回理事会議事録

更新日:2016年12月12日

第89回理事会議事録

1. 開催日時 平成28年11月30日 午前10時~10時35分

2. 開催場所 豊洲事務所(江東区豊洲6-2-15)理事会室

3. 理事長・理事総数及び定足 総数5名、定足数3名

4. 出席した理事長・理事数 5名

(出席)金本理事長、佐藤理事、遠藤理事、寺島理事、内藤理事

(欠席)

(監事出席)水嶋監事、髙木監事

5. 議題

決議事項

第1号議案 スイッチング支援システム平成28年度改良業務委託の契約締結について(その6)

第2号議案 広域機関システムの変更に関する業務委託契約の締結について(改正電気事業法等施行対応)

第3号議案 広域機関システムの変更に関する業務委託契約の締結について(一般送配電事業者の託送供給等約款の見直し対応)

第4号議案 東北東京間連系線に係わる計画策定プロセスにおける電気供給事業者の応募内容の変更について

第5号議案 本機関への系統アクセス接続検討申込みに対する回答について

第6号議案 勤勉手当の支給割合について

報告事項

(1) 系統アクセス業務の実施に関する規程に基づく報告

議事の経過および結果

定刻に至り、定款に基づき金本理事長が議長となり、定足数の充足を確認した後、本会議の成立を宣した。

続いて、議案の審議に入った。

決議事項

第1号議案 スイッチング支援システム平成28年度改良業務委託の契約締結について(その6)

佐藤理事から、スイッチング支援システムの改良に関する業務委託契約を現システムの開発・保守・運用委託先である株式会社エヌ・ティ・ティ・データと随意契約にて締結したいとの説明があった。続いて、総務部長から、今回の対応は、平成29年4月からの電気事業法改正に対応するため、ネガワット事業者がスイッチング支援システムを利用できるようにすること、及び電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法の改正法いわゆる改正FIT法が施行されることに伴い、小売電気事業者によるFIT電源の買取制度がなくなるため、小売電気事業者のシステム利用権限を見直すことの2点であるとの説明があった。水嶋監事から、「本件及び第2号、第3号議案のいずれも、随意契約であり、その必要性については理解するところであるが、契約金額については、厳正に査定されているのか」との発言があった。これを受けて、総務部長から、「先行事例の作業単価を参考に、見積り工数が適正であるかどうかを査定している」との説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

第2号議案 広域機関システムの変更に関する業務委託契約の締結について(改正電気事業法等施行対応)

内藤理事から、第1号議案と同じく、改正電気事業法及び改正FIT法の施行に対応するため、広域機関システムの機能変更を行う必要があることから、同システムの開発・保守・運用委託先である株式会社日立製作所とシステム変更に関する随意契約を締結したいとの説明があった。続いて、運用部長から、契約条件並びに業務委託の内容は、平成28年4月の電気事業法改正に伴い開始される直接協議スキームによるネガワット取引に対応するためのシステム改修、及び第1号議案と同じく改正FIT法施行に伴い小売事業者によるFIT電源の買取制度がなくなることに対応するためのシステム改修であるとの説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

第3号議案 広域機関システムの変更に関する業務委託契約の締結について(一般送配電事業者の託送供給等約款の見直し対応)

内藤理事から、来年度以降、一般送配電事業者の託送供給等約款が変更され、インバランス精算ルールが一部見直される予定であり、これに対応するため広域機関システムの機能変更を行う必要があることから、第2号議案と同じく株式会社日立製作所とシステム変更に関する随意契約を締結したいとの説明があった。続いて、運用部長から、契約条件並びにインバランス精算ルールの見直しは、国の電力基本政策小委員会で既に整理されており、電気事業者が提出した発電販売計画及び需要調達計画において、従来のインバランス精算の対象とはならないような値の不整合・不一致についても今後は精算対象にするというものであり、この精算のための基礎データは全国の全ての計画を受け付ける広域機関システムでしか作成できないことから、このシステム変更を行うものであるとの説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

第4号議案 東北東京間連系線に係わる計画策定プロセスにおける電気供給事業者の応募内容の変更について

寺島理事から、東北東京間連系線に係わる計画策定プロセスに応募した電気供給事業者1社から応募内容の変更の申し出があったため、送配電等業務指針第40条第5項に基づき、これを認めたいとの説明があった。続いて、計画部長から、変更理由についての説明並びにそれらの理由が合理的と判断できる旨の説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

第5号議案 本機関への系統アクセス接続検討申込みに対する回答について(回答予定日:平成28年11月30日)

寺島理事から、関東地方における送電系統への発電設備連系希望者から本機関への系統アクセス接続検討の申込みに関し、業務規程第71条第3項及び第72条第1項に基づき、一般送配電事業者の検討内容について妥当性を確認し回答することについて審議したいとの説明があった。続いて、計画部長から、送電系統への発電設備連系希望者からの申込書、本機関の回答書、一般送配電事業者の回答書、妥当性の確認書の内容についての説明があった。議長から、議案について出席者に諮ったところ、全員異議なく原案通り承認可決した。

第6号議案 勤勉手当の支給割合について

本議案の審議に先立ち、議案と直接利害関係のある理事長は退席し、理事会の議長は、予め定めた職務代行順位に従い、佐藤理事がこれに当ることとなった。議長から、役員に対する勤勉手当の支給に関する規程に基づき、理事長の冬季の勤勉手当の支給割合に係る評価は「良好」としてはどうかとの提案があり、審議の結果、退席した理事長を除く全員で承認可決した。

報告事項

(1) 系統アクセス業務の実施に関する規程に基づく報告

寺島理事から、平成28年11月21日から11月25日までの間に、系統アクセス業務の実施に関する規程に基づき、系統アクセス室長が回答を行った事前相談案件10件及び接続検討案件2件についての実績報告があった。

以上をもって議案の審議等を終了したので、10時35分、議長は閉会を宣し、解散した。

以上、この議事録が正確であることを証するため、出席した議長、理事及び監事は記名押印する。

平成28年12月7日

理事長 金本 良嗣
理事 佐藤 悦緒
理事 遠藤 久仁
理事 寺島 一希
理事 内藤 淳一
監事 水嶋 利夫
監事 髙木 佳子

関連資料

第89回 理事会 次第PDFファイル(106KB)

第1号議案 スイッチング支援システム平成28年度改良業務委託の契約締結について(その6)PDFファイル(150KB)

第2号議案 広域機関システムの変更に関する業務委託契約の締結について(改正電気事業法等施行対応)PDFファイル(187KB)

第3号議案 広域機関システムの変更に関する業務委託契約の締結について(一般送配電事業者の託送供給等約款の見直し対応)PDFファイル(148KB)

第4号議案 東北東京間連系線に係わる計画策定プロセスにおける電気供給事業者の応募内容の変更についてPDFファイル(102KB)

第5号議案 本機関への系統アクセス接続検討申込みに対する回答についてPDFファイル(232KB)

お問い合わせ

お問い合わせフォーム