更新日:2023年7月26日
関西エリアにおける再生可能エネルギー発電設備(自然変動電源)の出力抑制に関する検証結果の公表について(2023年6月分)
関西電力送配電株式会社が2023年6月に実施した、関西エリアにおける再生可能エネルギー発電設備(自然変動電源)(以下、「再エネ」という)の出力抑制について、当機関は、業務規程第180条第2項の規定に基づき、出力抑制に関する指令の妥当性を検証したので、下記のとおり、その結果を公表いたします。
1. 抑制実施日とエリア
- 6月4日(日)関西エリア
2. 検証内容
(1)再エネの出力抑制に関する指令をおこなった時点で予想した需給状況
(2)優先給電ルールに基づく抑制・調整(下げ調整力確保)の具体的内容
(3)再エネの出力抑制をおこなう必要性
3. 検証結果
検証内容の(1)~(3)それぞれの項目について検証した結果、今回の出力抑制の指令は、前日段階での需給見通しの検討により下げ調整力不足が見込まれたため行われたことから、不可避であったことを確認した。ただし、関西電力送配電株式会社の準備不足によるエリア供給力の計上漏れおよび電源Ⅲ他抑制時の指令値誤り等が散見されたことから、関西電力送配電株式会社に早急に改善するよう要請した。
4. 添付資料
- (添付資料)関西エリアにおける再生可能エネルギー発電設備(自然変動電源)の出力抑制の検証結果(2023年6月抑制分)(614KB)
- (別紙1~3)日別のデータ(1353KB)
(別紙1) 日別の需要想定・需給状況・再エネ出力抑制の必要性
(別紙2) 日別の優先給電ルールに基づく抑制、調整状況
(別紙3) (参考)当日の需給実績 - (参考資料)再生可能エネルギー発電設備(自然変動電源)の出力抑制の検証における基本的な考え方 ~関西電力送配電編~(2022KB)