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更新日:2023年6月28日

中部エリアにおける再生可能エネルギー発電設備(自然変動電源)の出力抑制に関する検証結果の公表について(2023年5月分)

 中部電力パワーグリッド株式会社が2023年5月に実施した、中部エリアにおける再生可能エネルギー発電設備(自然変動電源)(以下、「再エネ」という)の出力抑制について、当機関は、業務規程第180条第2項の規定に基づき、出力抑制に関する指令の妥当性を検証したので、下記のとおり、その結果を公表いたします。

1. 抑制実施日とエリア

  • 5月3日(水)中部エリア
  • 5月5日(金)中部エリア(※1)
  • 5月20日(土)中部エリア
  • 5月21日(日)中部エリア
  • 5月28日(日)中部エリア

(※1)前日の需給想定段階では出力抑制の指令は不要としていたが、揚水発電所の設備トラブルおよび需要の下振れ、太陽光出力の上振れにより、当日出力抑制の指令を行ったもの。

2. 検証内容

(1)再エネの出力抑制に関する指令をおこなった時点で予想した需給状況
(2)優先給電ルールに基づく抑制・調整(下げ調整力確保)の具体的内容
(3)再エネの出力抑制をおこなう必要性

3. 検証結果

 検証内容の(1)~(3)それぞれの項目について検証した結果、今回の出力抑制の指令は下げ調整力不足が見込まれたため行われたものであり、適切であると判断する。
 5月5日(金)の再エネ出力抑制は、前日段階における需給バランスでは出力抑制は不要と判断したが、太陽光出力の上振れ、需要の下振れおよび揚水発電所の設備トラブルにより当日出力抑制が必要になったものである。結果として、前日断面で対応が必要な長周期広域周波数融通が行えず、当日指令が可能なバイオマス専焼電源等には可能な範囲で出力抑制を行ったものの抑制量が足りず、当日オンライン制御の再エネ出力抑制で下げ調整力不足を解消することとなったが、これは、想定を超える事象に対してやむを得ず行ったものであり、対応の手順としては妥当であったと判断する。

4. 添付資料

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